京華です、こんにちは。
2021年現在、気軽に海外旅行に出かける事はできなくなっています。
どこにも行けないとなると、かえって行きたくなるもの。
そこで、本日紹介したい本は、
「パリから一泊!フランスの美しい村」(栗野真理子)
です。
はっきり白状しますが、私はフランスが好きです。大好きです。
私はかつてフランス・トゥールーズに半年ほど住んだことがあり、
当時は月2くらいの頻度で、プチ旅行をしました。
田舎って、つまらないかなーと思うかも知れませんが、
都会とは違う田舎の良さがあります。
その土地でしか味わえない新鮮な食材を使ったグルメを満喫し、
全国区では売っていないお土産を思い出として買うのもいい。
人が少ないから、のんびりできるのも。
さて、この本に掲載されている「美しい村」は誰が決めたものなのか?
著者が勝手に決めたものなのか?と、疑問に思われるかも知れませんが、
この「美しい村」の定義はかなり明確です。
というのも、フランスには、「フランスの最も美しい村」協会という、れっきとした協会があります。
(こういう協会がある事もびっくりなのですが)
この協会は、いくつかの厳しい認定基準をクリアした村だけに、「美しい村」認定を与えていて、
この本が出版された2015年当時、156カ所ありました。
この本は、特に各地域の個性が素晴らしいと筆者が厳選した21の村が紹介されています。
数々の美しい写真とともに、おすすめのホテルとグルメが紹介されています。
詳しくは、是非この本をご覧下さい。
今は我慢の時ですが、旅行計画を立てつつ、想像の旅にでかけましょう。
Bon voyage!
紹介している地域
以下に、地域名、村名と簡単な紹介を書きます。
(地名をクリックすると、ウィキペディアに繋がります)
プロヴァンス
プロヴァンスはフランス南東部、プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏の中にあり、山岳観光で有名です。紫色に広がるラベンダー畑や当地独特のハーブを使った料理があります。
きらめく太陽の光と壁が織りなす険しい岩山に抱かれた村々が紹介されています。
- ムスティエ・サント・マリー:岩山と深い渓谷に抱かれた秘境 陶器の里
- ルシヨン:太陽の光線に映し出される赤色に染まる村
- ゴルド:岩山の頂にある天空の城
- レ・ボー・ド・プロヴァンス:石灰岩の岩山に築かれた城塞跡の村
コートダジュール
コートダジュールもフランス南東部プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏にあり、軍港のあるトゥーロンを西端、イタリア国境を東端とする地中海沿岸の一帯を指します。コートダジュールの日本語訳は「紺碧海岸」です。
温暖な地中海性気候のこの地には、夏になると、多くのヴァカンス客が押し寄せます。カンヌやニースなどの有名なリゾート地のイメージが強いです。
コルシカ島
イタリアとフランスに挟まれるように位置する、地中海の島。パリからは飛行機で1時間半の距離にあります。島の面積の4割が自然公園に指定されており、急峻な山岳地帯が体はを占めています。
ナポレオンの生地として有名。フランス人の憧れのリゾート地でもあります。
ミディ・ピレネー
ミディ・ピレネーはフランスの南部に位置します。ピレネー山脈を含み、スペインとの国境に接しています。州都はトゥールーズ。海に面していないからか、ソーセージと豆を一緒に煮込んだカスレなどの濃い味の料理が特徴です。
- コンク:聖女伝説のある、聖地巡礼の要所
バスク(フランス側)
バスク地方は、スペインとフランスをまたいだ太平洋側にあります。美食の地域としても知られ、独自の言語を話します。豊かな自然が広がります。唐辛子を多く用いた料理が特徴で、スペイン料理とも共通点が多いです。
アキテーヌ
アキテーヌはフランス南西部、太平洋に面し、南はバスク地方を含み、スペインに接する地域です。有名な街にはワインの名産地ボルドーがあります。
- ラ・ロック・ガジャック:川沿いの切り立った断崖に張り付く村
ポワトゥー・シャラント
フランス西部に位置する。この村があるイル・ド・レ島は、太平洋に浮かぶ美しい島で、フランスで大変人気のあるリゾート地です。
- ラ・フロット・アン・レ:パステルカラーが楽しい島のリゾート
ノルマンディー
フランス北西部。ノルマンディー上陸作戦でも有名な地域です。リンゴから作られるお酒シードルやカルヴァドス、そば粉のクレープ「ガレット」、潮風に吹かれた牧草で育つ羊や牛の味の濃いバター・生クリームも特徴です。有名な観光地にはモンサンミシェルがあります。
- ブーヴロン・アン・オージュ:花の街
ブルゴーニュ
フランス東部。美食の地、ワインの名産地として有名。フランスの代表的な家庭料理「ブフ・ブルギニョン(牛肉の赤ワイン煮)」の故郷。マスタードやエスカルゴも有名です。
- ヴェズレー:ロマネスク聖堂のある村
- フラヴェルニー・シュル・オズラン:アニスキャンディの故郷
- ノワイエ・シュル・スラン:中性の面影が色濃く残る街
アルザス
フランス東部。ドイツとの国境に接し、ドイツ色の濃い地域です。ストラスブールが有名。白い漆喰と木枠のドイツらしい家屋がかわいい。シュークルート(キャベツの酢漬け)など、ドイツ料理との共通点も多いです。
- エギスハイム:クリスマスマーケットと木組みの家がかわいい街
- リクヴィール:アルザスの真珠と称される魅惑の村
- ウナヴィール:ぶどう畑と花の村
- ミッテルベルグハイム:1000年の歴史をもつワインの村
お役立ちサイト
ウィキペディアをリンク貼りましたが、あんまり情報がない村もあり、もっと良いサイトはないかと探したところ、
というサイトがありました。
NPO法人「日本で最も美しい村」連合の公認ページとのこと。
村の基本情報から行き方、みどころ、おすすめホテルなど、村を訪れるのに必要な情報が網羅されています。