こんにちは、京華です。
女性の皆様、一人旅ってしたことありますか?
私は、ないんですよ、ちゃんとした一人旅というのは。
一人で飛行機に乗って目的地に行くことはよくありましたが、
その目的地には、友達がいたり、留学先の学校があったりで、
純粋な一人旅(ずーっと一人)ということはなかった。
私はここ最近、離婚したこともあり、かつ、子供は中学生で思春期ですから、
今後の旅行は一人になるだろうと予想されるわけで。
そこで、一人旅に関する本をさがしたところ、こういう本に出会いました。
ソリスト おとな女子のヨーロッパひとり旅(寺田 和代)
ソロタビ シリーズ(JTB)
ひとり旅が流行ってる?
旅のスタイルとして、「ツアーに参加する」という選択肢があります。
これらの本に書かれている旅のスタイルは、ツアーには参加しないタイプのものです。
個人旅行をおすすめしています。
私個人は、ツアーはほとんど参加しません。
なぜなら、自分で計画・実行した方が、思い出深いからです。
出発前までの計画を立てる段階。旅行中。帰国してから。
それぞれに楽しみがあり、記憶は全てにお膳立てされたツアーよりも強烈に残ります。
私はけっこう飛行機関連のトラブルにあいやすいようで・・・
中国で、一人で広州から邯鄲に行くとき。そして、アムステルダムからトゥールーズに行くとき。
両方とも、飛行機のお客さんが少なすぎたらしく、フライトが明日に持ち越しになりました。
航空会社がホテルとか食事券を用意してくれました。
外国人で女のひとり旅だから、または、「同病相憐れむ」の精神なのか、
一緒のフライト予定の人と仲良くなって、食事おごってもらったり、優しくしてもらいました。普通の旅では経験できないですよね。
ほかにも、エコノミークラスの航空券だったのに、ダブルブッキングだったらしく、ビジネスクラスに変更してもらえたことが3回ほどあります。関西→ニューヨークのロングフライトだったから、助かった!
(これはトラブルじゃなくて、ラッキーでした)
こういうことって、複数の人と一緒に行くと、あんまりないのではないかなと思います。
一人の旅は、何をするのも自己責任。
「自分できちんと聞いていないとどうなるか分からん!」みたいな状態なので、アドレナリンが過剰に分泌されて、変な興奮状態になる。
軽いトラブルが面白くなる所以でしょうね(笑)
おひとり様が多いのか?晩婚化の影響か?一人の方が気楽だからか?女のひとり旅の本がいっぱいあって驚きます。
「女ひとり旅なんて、すごく寂しそう・・・」と思っていましたが、
これらの本を読むにつれ、反対に、「自分のしたいことを遠慮なくできるから、面白いかも」と考えが変わりました。
一人旅向けのガイドブックには、余すところなくその魅力が書かれています。
旅先で大切にされるための条件
ひとり旅に限ったことではありませんが、旅先で大切に扱われるためのコツは確かにあります。
私の経験則であり、「ソリスト」にも書かれているとおり、
- しっかり挨拶する
- 笑顔を忘れない
- 中学英語をおさらいしておく
- こぎれいな服装をする
がコツになります。
「ソリスト」の著者さんは、これらプラス、
- 女性に助けてもらう
と書いてあります。
挨拶は、人の出会いの基本です。
お店・レストランに入ったとき、挨拶をすることで、店員や給仕係に「私ここにいますよ」というアピールになり、事がスムーズに進みます。
駅の窓口、タクシーの運転手、列車の隣り合った人にも。
挨拶ひとつでみんな「ん?この人、丁寧な人だな。感じいいな」と思うらしく、こちらが拙い外国語を話しても、テキトーにあしらわれず大抵は親身になってくれます。
そして、話すときは、相手の目を見ながら、にっこり微笑みます。
無防備な表情だと、口角が下がり、怒っているように見えるので、
意識して微笑むのです。
笑顔は敵意のない現れです。
面倒ごとが起きて交渉するとき、たとえ心では不安だったりイライラしているとしても、
こちらが微笑みつつ丁寧に接すると、善処してくれる傾向があります。
笑顔は、相手に威圧感を与えないし、自分には心の余裕が生まれるからです。
くわえて、簡単な英語は話せた方がいい。
英語を母国語にしない国でも、地方都市にいっても、シンプルな英語さえできればたぶん困りません。
たいてい私たち旅行者は、「買いたい」とか「教えて欲しい」とかの目的があって話しかけるのだから、シンプルな表現だけで事足ります。
どうにもならないときは、英語を話せる人を連れてきてくれます。
余裕があるなら、現地の言葉を覚えておくと、明らかにうれしい顔されます。
「こんにちは」などの挨拶、「ありがとう」「さようなら」「これください」「おいくらですか?」「おいしい」「いいですね」など。
服装はおしゃれにしてほしいです。
若い子なら許されるカジュアルファッションでも、
中高年の人が、ただカジュアルだけだと、素敵に見えません。
「マダム」「マーム」で扱われたいのなら、おしゃれは必須です。
どういうおしゃれをするかは、個人次第ですが、
どこの国でも、相手の服装・おしゃれ度・雰囲気を値踏みし、ポイントが高い人にはそれなりの待遇をします。
海外は普段とは違う舞台みたいなもの。
ショーウインドウに映った、おしゃれした自分を見るのも楽しいですよ。
ひとり旅で寂しくならないために
わたしがひとり旅を躊躇する理由のひとつに、「食事が寂しいかも?」というのがあります。
でも、考えてみれば、ファストフード店、カフェご飯、フードコート、屋台・・・
こういう所でご飯を食べるとき、寂しく感じたことはないから、旅行中はこんな所で食事すればいいだけのこと。
今はリアルタイムでSNSシェアもできますし。
「憧れのパリで星付きレストランで食事したいわ~」と思っていても、料理が提供されるまでの時間が長いからおすすめできません。手持ち無沙汰ですし、まわりが複数人ばかりでどんどん気が滅入ります。
都市ではない観光地ならば、寂しそうにしている一人客に声をかけるのもアリですが、ちょっと勇気が必要なので、そこはご随意に。
他には、リゾート地、大自然。
これらもひとり旅だと悲しくなっちゃうかもしれませんね。
家族・恋人・友達がいない場合、旅友なり、旅恋人なり、と一緒の方が無難かも。
こういう出会いもまた楽し、です。
余談ですが、私は四国のお遍路やスペインのサンチアゴ・コンポステーラの巡礼の旅にどうしても一人で出かけたい。
一人で長い距離を歩くのはきっと寂しいでしょう。
でも、孤独に内省するという目的を持った旅ならば、それでいいのです。
旅の目的は様々で、自分が「旅に出て正解だった」と最後に思えれば良いのですから。
最後に
ひとり旅には、目の前の世界とひとりで向き合うおもしろさがあります。
危ない場所に行かない、夜遅くには外出しないなど、普段通りに気をつけていれば、ほとんどの危険はないものです。
「一緒に行く人がいないから、旅を諦める」というのはやめて、出かけてみたいですね。
きっと想像を超える経験になるでしょう。