ほっこり

花のある生活 コストも手間もかけずに楽しむ方法

こんにちは、京華です。

お花、生活の中に取り入れていますか?

「飾りたいけど、高価い・・・」

「すぐ枯れちゃうし、もったいない」

「うまくアレンジできない」

 

確かに花は、生活必需品ではありませんし、ちょっとした花束でも、平気で3000円位はします。

冬ならまだしも、夏は一週間もたないですし、

アレンジを気にし始めると、わけが分からない。

私は3年ほど前から花を飾るようになり、初心者向けの本を探していたところ、良い本に出会いました。

花一本から素敵に飾る はじめてのフラワーレッスン

(増田由希子)

花一本、一種類からはじめられるビギナー向けの本です。

花一本を素敵に飾る

ステップ1 一輪挿しで飾る

2種類の花の飾り方が書いてあります。

1.一輪咲きの花を一輪挿しに飾る方法

花には、一本の茎に一輪の花しか咲かない一輪咲きと呼ばれる物があります。

例えば、大輪のバラ、カーネーション、ダリア、シャクヤク、ガーベラ、あじさい、ひまわり、キクやラナンキュラス、ユリ、チューリップなど。

これらを一輪挿しに飾る方法です。

  1. 葉は一番上だけを残して、はさみで切る。長い茎も切る
  2. 花がきれいに見える位置を決め、一輪挿しに当てる
  3. 花がきれいに見える角度を微調整して完成

 

2.スプレー咲きの花を一輪挿しに飾る

一本の茎から、枝分かれして複数の花をつけるものをスプレー咲きといいます。

例えば、スプレーバラ、トルコキキョウ、スプレーカーネーション、マーガレットなど。

  1. 花を切り分ける。茎が短くなりすぎないように
  2. 切り分けた中から、一番美しい花をメインに選ぶ
  3. 器のスキマに残りの花を挿す

 

ステップ2 お気に入りの器に飾ってみる

一輪挿しだけではなく、お気に入りの器も立派な花器になります。

  1. シンプルなグラス・・・茎の長さを器の高さの1.5倍にするとバランスが良い
  2. 筒型のカップ・・・縦長を強調する
  3. ワイングラス・・・華奢な器には繊細な花を飾る

ほかにも、マグカップ、ガラスボトル、口の広い和の器、バスケット、大きめのカップ、ゼリー型、トマト缶などが紹介されています。

 

2,3種類の花を素敵に飾る

一種類の花を飾るのに慣れたら、違う種類の花を組み合わせましょう。

ステップ1 2種類の花を飾る

まず、主役の花と脇役の花を決めます

主役向けの花は、

  1. 大輪の花・・・バラ、ガーベラ、アジサイなど
  2. 小輪の花・・・コスモス、クリスマスローズ、フランネルフラワーなど
  3. スプレー咲き・・・スプレーバラ、マーガレットなど
  4. ユリ咲き・・・ユリ、チューリップなど

脇役向けの花は、

  1. 小花・・・スプレー咲きも含め花の小さい物。ホワイトスターなど
  2. ボリュームのある花・・・小花が密集して塊のようになっている物。アスチルベなど
  3. ふんわり横に広がる花・・・レースフラワーやニゲラなど
  4. ラインの花・・・縦方向にたくさんの花が咲くタイプ。ストック、デルフィニウムなど
  5. 実もの・・・ヒベリカム、ジューンベリーなど
  6. 葉もの・・・利休草、ユーカリ、シュガーバインなど

主役と脇役を決めたら、同じボリュームで飾ります

主役は存在感があり目立つので、同じ分量にするとバランスが良くなります。

 

ステップ2 3種類の花を飾る

3種類を飾るときは、「主役1×脇役2」にします。

脇役は、違うタイプを2種類あわせます。

たとえば、小輪×葉もの×小花とか、大輪×ボリューム×実もの、のようにします。

 

ステップ3 主役同士、脇役同士をあわせてみる

同じグループ同士で、組み合わせます。

主役同士なら、華やかに。(ダリアとカーネーション、ユリとアジサイなど)

脇役同士なら、ナチュラル。(ブルースターと花オレガノとラベンダー、ライラックとユーカリなど)

クラフトと花の扱い方の基本

花のクラフトも紹介されています。

ドライフラワー、クリスマスリースの作り方。

お正月やおもてなし、クリスマスなどの、季節のフラワーアレンジメント。

後は、花を買うときの注意点、用意したい道具、水揚げの方法、お手入れの方法。

そして、花図鑑が載っています。

この花図鑑の花たちは、実際、花屋さんでよく見かける物が多く、「大輪」「スプレー咲き」「ボリュームのある花」など、ジャンル別にカテゴライズされていて、選ぶときの参考になります。

 

まとめ

この本の花の飾り方は、花瓶いっぱいの花のフラワーアレンジメントというほど、大げさではありません。

毎日の暮らしの中に、少しだけお花を取り入れたい。

飾るなら、できたら素敵に、あんまりお金をかけず。

それは、お気に入りのカップに一輪のチューリップだって良い。

花一輪から、だんだんステップアップして、季節のアレンジまでできるようになったら、うれしいですね。

本の構成・説明もわかりやすかったし、手に入りやすい花が紹介されていて、

「今日はどんな花を飾ろうかな~」と、花屋さんに行くのが楽しくなります。

ぜひ、花とともにある暮らしを送ってみてください。